録り溜めていた「DB超」を一気見した感想

申し遅れましたが、私は生粋のドラゴンボールファンです。
でも現在絶賛放送中の『ドラゴンボール超』はなかなか見られずにいました。

まず立ちはだかるのは、日曜の午前中に起床できない問題。
もう一つは、ネット上にはびこる「DB超さぁ……クソじゃね?」の声。

DBファン、しかも原作至上主義者の私からすると、鳥山先生がストーリーまで考えてる『DB超』はおもしろくないわけがないんですけど、やっぱりそういうウワサを聞いてしまうと「もしホントにクソだったら……」となり、およそ2年分溜まった録画を見ることができなかったわけです。


だけど見てしまったからには言わせて欲しい。

『DB超』マジでおもしろい。

 

マジで面白いんすよ・・・


なにがおもしろいって、あらゆるもののインフレっぷり。


超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人超サイヤ人とか
実は宇宙は12個あるとか
全王様とか

「むちゃくちゃすぎる」「鳥山明とかいうDBアンチ」みたいに言われてもしょうがないような設定のオンパレードですよ。

でも、これは原作者だからこそできることなわけで。
どこぞの知らねえ脚本家がこれやったら私だってボコボコに叩いてるでしょうね。

原作者権限をフルに使って、めちゃくちゃやってる。
これが『DB超』最大の見どころ・おもしろさだと思います。

ここはヘンです『DB超』

見終わって気づいたのですが、私が目にした悪いウワサというやつ。
このほとんどは「未来トランクス編」以前に書かれたものでした。

そして白状します。
「神と神」と「復活のF」を再編集したような内容のおよそ30話、私は早送りしながら見ました……!

あれはさすがに冗長すぎるよ。
映画2本で4時間のところを30分×30話ってねえ…?

エヴァンゲリオンの旧劇場版『シト新生』ってありますよね?
あれはTVシリーズを映画の尺に再編集して新規カットを加えたもの。
それは良いと思うんですけど…、その逆をやってる『DB超』最初の半年間は…。

劇場版とTVシリーズですから、クオリティが違いすぎるんですよ。
ちょっとTSUTAYAに行ってDVD借りてくれば、同じシーンの本気作画が見れるわけですから、これ見る意味ある?という感じになるわけです。

 

『神と神』が最高傑作である理由

『DB超』の序盤はたしかにひどい。
ひどいけど、その元となった劇場版『神と神』は文句なしの傑作です。
なぜなら悟空とベジータがちゃんと本当のキャラで描かれているから。

『GT』の最終回で、こんなナレーションありましたよね?
「強くて、明るくて、優しくて…そんな悟空がみんな大好きだったから」

個人的にちょっと違和感ですよ。
まあ概ね正しいけど、俺の知ってる悟空はセルに仙豆与えたり、界王神をエロ写真で釣ろうとしたりするサイコで筋斗雲に乗れなさそうなやべー奴ですから。

その俺の知ってる悟空がしっかり描かれているのが『神と神』なんです。

あとベジータの「楽しいビンゴ」。
あれはかなりの名シーンだと思うんですが、キャラ崩壊の象徴として叩かれてもいるんですよね。

あれは崩壊ではなくキャラクターの成長なんだと主張したい。
私は劇場で初めて見た時、爆笑のち感動で胸が熱くなりましたよ。


ただ…バトルシーンには期待しないほうがいいですね。
こればっかりは私も懐古厨になります。

あと『改』にしても『超』にしてもなんだよあのBGMは!
菊池俊輔さんはまだご存命だろ!!
『超』ではしれっと効果音も変わってるじゃねえか!!
俺は界王拳のSEが好きだったの!!マジで許さねえからな!!!!


すみません。文句を言い出すと止まらないですね。

 

総評すると

『神と神』以降のアニメ版ドラゴンボールは、原作者である鳥山先生のテイストが色濃く反映されています。

よって、『Z』や『GT』とはノリが違うので、ん?となる場面もあるかもしれません。
もっと言えば、編集者という名のブレーンがいた頃の原作ともノリが違います。

そのため、原作の魔人ブウ編あたりからじっくり読み込んで、「コミカルなドラゴンボール」に体を慣らしてから見るとおもしろくなるはずです。

ネコマジン』や『銀河パトロールジャコ』、ついでに『超こち亀』も読んでおくと効果的ですね!